鳥取大学工学部附属

地域安全工学センター

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 地球温暖化が予想を超える速度で進行する中、ここ数年の間に想像を超える強風、高波、高潮・豪雨・洪水等の自然災害が繰り返し発生しています。また平成233月の東日本大震災では未曾有の津波災害が発生しました。このような状況において、想像を超える自然災害に立ち向かい地域社会の安全・安心に寄与するためには、既存の自然科学のみならず、災害心理学、危機管理学、安全科学から成る新領域の科学の創設が必要です。また震災の発生を受け掲げられた第4期科学技術基本計画では、目指すべき国の姿として、①震災から復興、再生し持続的な成長と社会の発展を実現する国 、②安全かつ豊かで質の高い国民生活を実現する国、 ③大規模自然災害など地球規模の問題解決に先導的に取り組む国等が掲げられました。このことから、安全・防災部門では、工学分野の自然災害に対する地域防災・危機管理の研究拠点として、地域の安全・安心の確保に貢献するとともに、優れた人材育成の場を提供することを目指します。具体的な当面のテーマとしては、1)「地域の防災マップづくり」、2)「地域組織の業務継続計画(BCP)の調査」、3)「地震災害、洪水災害、津波高潮災害等に対する防災学習事業の実施」、4)「地域防災リーダー養成への協力」、5)市民対象のシンポジウム等を定期的に開催などです。こうした事業では、地域との連携が肝要です。地域の行政ならびに企業の皆様と共に進んでまいります。